評「天朝落日」中國二十王朝覆亡全景一書

因應友人的要求而寫的日文評論,關於原書的內容後來發現在網路上可閱讀到全文,所以書本內容的摘要我就不貼了,只貼出最後的評論部份(不過大部分都是在批評)

1.本のタイトルと内容のずれ。

 タイトルは「覆滅全景」といって、つまり「滅亡の全景」を語る意味をしているが、実際に本を読んでみれば、「興亡史」というタイトルこそ合ってるではないかと思う。
 一つの王朝の興起から滅びるまで、歴史上に有名なイベント、変革、事件を紹介した。
しかし、「滅亡」につながり経緯や前兆などを特筆していなかった。従って、内容からみれば、「覆滅全景」ではなく、「興亡史」のはずである。

2.歴史書物としての評価。
新史料、新視点が出られなく、読み物としての面白さや新鮮さも欠落している。全体からの印象から言えば、歴史教科書の感覚が強かった。

3.「人」に重心を置く。
全編通して、「良い君主こそよい国がある」というコンセプトが強い。
 しかし、その一方も中央集権「制度」が批判の的となり、個人にあまり非がない場合、中央集権制度が滅亡の原因となって、個人に明白な非がある場合、例えば性格が横暴で、浪費癖があって、強欲など、その皇帝個人が滅亡の主因となる。 また、皇帝個人の性格と皇帝に関する情報にうわさ話交えの言い伝いも書かされた。
史料としての厳密さに欠落がみられる。また、史料に対する扱い態度も、各章の担当により異なり傾向が見られた。

4.農民起義=農民革命の過大評価 農民革命と農民による叛乱は違うのはずだが、本書においてはもっぱら社会が不安定になると、盗賊・流民による叛乱を「農民革命」と称する傾向が見られる。
たとえば「黄巣の乱」の首謀者黄巣、本当は科挙に落第した塩徒で、戦争によって塩の専売が困難・もしくは雑税の増額が重くになったせいで、流亡農民と結び、これを大規模な武装叛乱に発展することだったが、本書において「黄巣」本人までも「農民」にさせた。(p177)
農民の勢力を利用し反乱を起こしたが、「農民」革命とはほど遠く、叛乱・流民の類を過大評価する傾向がある。

5.記述された王朝の選択基準が不明。 東周が削除され、また「南唐」を単独に紹介し、周辺民族の王国「金」・「西夏」・「遼」を紹介したが、隋唐の時代の周辺民族国は紹介されてなかった。 また、清の最後の皇帝溥儀が完全に提起されず、清に関する記述は革命成功まで終わった。
皇帝の退位表明やその後の動き(明・元においてはそれなりに提起されたが)もなかった。

6.政治プロパガンダの意味が重い
担当者個人の思惑もあり得るが、夏~漢までの評論観点は「毛沢東」の言葉が引用された頻度が高い。
また、清王朝に対する過低評価もその表現のひとつかも知れない。(中国政治の常識、前王朝を貶すことによって現在王朝【政治体】の正当性と合理性を主張する)

感想:偏りな観点。面白さのない書き方。

資料としては特に新しい史料の発見がなく、参考価値としてはあまりないかと思う。
また、読みものとして、事件をみる観点の切り口に新鮮味がなく、ごく一般な通説で歴代王朝の興亡史を語る。
少し変わった部分は女性政治家(良いと悪いに区別され)に対する描写は普通の歴史教科書より多い。良い女性政治家の功績に対して素直に評価した。でも、「教科書」のにおいが強かった。

唯一貢献と言えるのは、「中国人の歴史観」はどう形成されたかという事に、説明を提供した事でしょう。